作品タイトル「北海道の女子高生」
使用画材
トンボ色鉛筆、ホルベイン色鉛筆、油性ボールペン、コピー用紙
かれこれムートンブーツのイラストを描くのはこれで3度目になります。現在は丈の短いタイプがトレンドですが、私が中高生だった頃は今回のイラストのような丈の長いムートンブーツが流行っていました。
この絵で特に悩んだのは色使いです。いつもの私の色使いだと鮮やか過ぎて冬の絵に馴染まないので、色数はかなり我慢しました。それでも冬の凍てつく空気はまるで表現できていませんね。やはり私の色彩感覚と冬の絵は相性が悪いです。
あと地味に葛藤した事がもうひとつありまして、今回の絵は
このようにトリミングしても十分成立する絵となっています。むしろこちらの構図の方がまとまりが良く人物の表情も伝わりやすいですし、何より描く面積が減って楽だというメリットがありました(笑)。
そのメリットを捨てて今回の構図を選んだのは、ムートンブーツが生み出す脚線美を足の先まで堪能してもらいたかったからです。ムートンブーツは太ももから足首までの太さを均一に見せ、人形のような可愛さを演出する効果があります。それを存分に表現するためには、やはり脚を途中で切るような構図は選択できませんでした。